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2018.04.03

若年層の価値観・ライフスタイルに関する調査 「Z世代レポート2018」発表

Z世代会議

若年層の価値観・ライフスタイルに関する調査

「Z世代レポート2018」発表

〜いつも友人とつながり、見知らぬ人とも交流する。 他人の目を気にする「ソーシャルよいこ」がZ世代の特徴〜

株式会社dot、株式会社ループス・コミュニケーションズ、株式会社4thが運営する「Z世代会議」は、このたび、16〜35歳のZ世代・Y世代の若者を対象に、価値観やライフスタイルを明らかにする調査を実施いたしました。 ソーシャルメディアが世界的に普及した現在、若者世代は「ソーシャルネイティブ」とされるとおり、常に人とつながり、事物を共有する生活を送っています。なかでも、1995 / 1996年以降に生まれた「Z世代」は、中学生時代にソーシャルメディアを使いはじめ、高校生になると同時にスマートフォンを所有するなど、それまでの世代とは異なる環境で成長してきました。 そこで、Z世代会議は、16歳から35歳のミレニアル世代の若者2,824名を対象に、デバイスやメディアとの接し方、コミュニケーションのあり方、ライフスタイルに関する考え方などを尋ね、「Z世代」とその年長世代である「Y世代」との価値観の違いを明らかにしました。

16〜21歳が選んだ項目ベスト10イラスト

16〜21歳が選んだ項目ベスト10 / イラスト:イノベーションチームdot

調査結果ダイジェストはこちら

Z世代レポート 2018 調査結果ダイジェスト

調査結果のポイント

 

16〜21歳と29〜35歳で差が大きかった項目 ベスト10

順位 項目 16〜21歳該当率 29〜35歳該当率
1位 1つのSNSで複数のアカウントを使い分けている 37.9% 8.3% 29.6pt
2位 直接会ったことのない人ともSNSでやりとりする 33.6% 17.4% 16.2pt
3位 結婚をしないで子どもを産んでも良いと思う 18.1% 23.7% -15.9pt
4位 タバコを吸うことは格好が悪い 38.3% 23.1% 15.2pt
5位 SNSに写真を投稿するときは加工や編集をする 31.8% 17.1% 14.7pt
6位 いつも友人や知人とつながっているという感覚が好きだ 30.4% 18.4% 12.0pt
7位 有名な大学や学校に通った方が有利になると思う 43.7% 32.4% 11.3pt
8位 周囲の人たちと興味や考え方が合わないことがよくある 27.5% 16.4% 11.1pt
9位 社会に貢献する活動に取り組みたい 29.7% 19.3% 10.4pt
10位 恋人同士でのデートや食事はワリカンが当たり前だ 25.8% 15.7% 10.1pt
友人と何かを決めるとき、何でも良いと言うことが多い 36.0% 25.9% 10.1pt

 

 

価値観・ライフスタイルの年代別比較 / 104項目を集約

価値観・ライフスタイルの年代別比較

価値観・ライフスタイルの年代別比較

 

価値観・ライフスタイルに関する104の選択肢から該当するものを回答してもらったところ、16〜21歳と29〜35歳が選んだ項目で最も大きな差が生じたのは「1つのSNSで複数のアカウントを使い分けている」で6ポイント差でした。次点に「直接会ったことのない人ともSNSでやりとりする」、5位に「SNSに写真を投稿するときは加工や編集をする」があがり、SNSの使い方が年代によって大きく変化しつつあることが改めて示されました。 「恋人同士でのデートや食事はワリカンが当たり前だ」といった男女平等意識は若年世代の方が高く、10位でした。その一方で、「結婚をしないで子どもを産んでも良いと思う」は29〜35歳よりも9ポイント差で低く3位、「有名な大学や学校に通った方が有利になると思う」も7位にランクイン。先輩・後輩の関係を大切にするなど「上下関係は大事」と考える人、転職や起業するよりも同じ会社で長く働きたいといった「伝統的な仕事観」を持つ人の比率は16〜21歳が年長世代より多く、堅実で保守的な考えを持つ若者世代の姿も浮き彫りになります。 また、16〜21歳では、他人が自分のことをどう思っているかなど「人の目が気になる」人が4割を超え、「人づきあいが苦手」とする人も3割近く存在しています。SNSに囲まれながら、身近な人間関係に苦慮する姿も垣間見えます。

 

 

 

価値観・ライフスタイルによるミレニアル世代のタイプ分類

価値観・ライフスタイルの年代別比較イラスト

価値観・ライフスタイルの年代別比較 / イラスト:イノベーションチームdot

さらに、年代にとどまらない若者たちの傾向を明らかにするために、全回答者2,824名をその回答傾向からクラスター分析によって4つのタイプに分類しました。

タイプ 特徴
様子見フォロワー 価値観のばらつきが大きく、目立つ特徴のない人たち。男性に多い。
省エネペシミスト 人づきあいが苦手で、悲観的。真面目な性格でモノにこだわりがない。女性は年代が高いほど多い。
ソーシャルよいこ SNSを器用に使いこなす。他人の目が気になり、不安や孤独を感じることも。年代は若いほど多い。
人生ガチ勢 リーダー気質を持つ社交家で、伝統的価値観が強い。人生を楽しんでいる。

 

 

 

価値観・ライフスタイルのタイプ分類イラスト

価値観・ライフスタイルのタイプ分類 / イラスト:イノベーションチームdot

性年代別の各タイプ構成比

性年代別の各タイプ構成比

性年代別の各タイプ構成比

価値観・ライフスタイルのタイプ別比較/ 104項目を集約

価値観・ライフスタイルのタイプ別比較

価値観・ライフスタイルのタイプ別比較

「省エネペシミスト」の人は、人づきあいが苦手で、努力や訓練が必要なことはやりたくない、目立ちたくない、など「がんばりたくない」傾向が見えます。自分自身を真面目な性格だと考えており、われわれが声をあげても世の中は変わらない、努力しても報われないことが多い、など、人生を悲観的に捉えている点が特徴的です。 「人生ガチ勢」の人は、「省エネペシミスト」とは対象的に、今の生活が楽しく満足であり、人生はきっとなんとかなると人生をハッピーに捉えている比率が高い点が特徴的です。友人は多い方が幸せ、自ら楽しい雰囲気や場所を作ろうとする社交家の傾向が最も強くあらわれています。一方、伝統的な仕事観や上下関係を重視する点など、保守的な側面も持っています。 16〜21歳、とりわけ女性に多く該当した「ソーシャルよいこ」は、SNSの使い方が極めて特徴的な人です。新しいもの好きで、トレンドに敏感、情報感度が高い一方、人の目が気になる人が多く、Z世代の特徴とも重なる傾向を示しています。 男性の構成比率が高い「様子見フォロワー」は、選択した項目の数が少なく、大きな特徴の見出しにくいフォロワー層といえるでしょう。

 

 

 

Z世代会議 リーダー 斉藤 徹 コメント:

Z世代らしさとして語られる特徴が素直にあらわれた調査結果だと感じています。Z世代の若者は「男女平等でリベラル」な感覚を持ちながら「お金や結婚、キャリアに対して保守的」です。またY世代よりSNSが深く生活に浸透しており「他者の目を気にする」「場の意見に同調する」「ふとした瞬間に孤独を感じる」など、ソーシャルネイティブとしての特性もあきらかになりました。これらZ世代の特徴を形成する要因として「ソーシャルよいこ」の比率がY世代と比較して高まっていることがあり、特に女性には顕著な傾向が見られることがわかりました。

 

 

Z世代会議 メンター 佐藤 尚之 コメント:

Y世代に多い「省エネペシミスト」たちがZ世代では「ソーシャルよいこ」に移行していく傾向だと見ています。人とそんなに会いたくないけどソーシャルならつながってもいいという人たちの増加です。その人たちは好かれる「よいこ」でいるために他人の目を気にしすぎて八方塞がり。悪目立ちを特に嫌います。特に女性のZ世代でそれが増えていることに注目しています。また、男性の「人生ガチ勢」がY世代から変わらず一定数いるのも注目ポイントかと思います。

 

 

調査概要

調査手法:スマートフォン調査 調査対象:日本国内在住の16~35歳(調査時点)2,824名 ※年齢および性別で均等割付した3,000名に配信、無効回答を除外した。 調査期間:2017年9月12日~13日 調査機関:Z世代会議 回答者属性:

性別 男性:48.2%、女性:51.8%
年代 16〜21歳:30.4%、22〜28歳:35.4%、29〜35歳:34.2%
職業 公務員:3.8%、経営者・役員:0.4%、会社員(事務系):10.6%、会社員(技術系):12.1%、会社員(その他):14.0%、自営業:1.4%、自由業:0.9%、専業主婦・主夫:7.8%、パート・アルバイト:9.3%、学生:35.2%、その他:4.6%

調査項目:

意識・価値観:8カテゴリ104の選択肢から、自分に該当するものを選択。 ふだんSNSで行なうこと
対人関係に関する考え方
消費やライフスタイルに関する考え方
情報・メディアに関する考え方
社会に関する考え方
家族や結婚・恋愛に関する考え方
学習やキャリアに関する考え方
自分自身について
デバイス・メディアとの接し方 初めて自分のスマートフォンを持った年齢
スマートフォンの平均利用時間(1日あたり)
パソコンの平均利用時間( 〃 )
リアルタイムのテレビ平均視聴時間( 〃 )
インターネット動画配信の平均視聴時間( 〃 )

 

 

「Z世代会議」について

Z世代会議 Z世代会議 ソーシャルネイティブ世代の若者たちの価値観、ライフスタイルを研究し、新たなサービス・製品を創発するためのプロジェクトとして、株式会社dot、株式会社4th、株式会社ループス・コミュニケーションズのメンバーにて創設。

 

 

本調査に関するお問い合わせ

Z世代会議 事務局:株式会社ループス・コミュニケーションズ(担当:福田) Tel : 03-6438-0311 / Mail:contact@looops.net

2018.04.03

Z世代を対象とした調査・企画プロジェクト「Z世代会議」を設立

株式会社dot 株式会社ループス・コミュニケーションズ 株式会社4th

 

株式会社dot、株式会社ループス・コミュニケーションズ、株式会社4th

Z世代を対象とした調査・企画プロジェクト「Z世代会議」を設立

〜リーダーに斉藤 徹、メンターに佐藤 尚之が就任〜

 

株式会社dot、株式会社ループス・コミュニケーションズ、株式会社4thは、2018年4月3日、Z世代を対象としたインサイト調査および企画プロジェクト「Z世代会議」を設立いたしました。

Z世代会議 Z世代会議

「Z世代会議」とは、ソーシャルネイティブの若者たち自らが中心となって、Z世代の価値観、ライフスタイルを研究し、企業とともに新たなサービス・製品を創発するためのプロジェクトです。これまでにも朝日新聞社、キットカット、パナソニックなど多くの企業との協業を実施しており、今後一層コラボレーション活動を推進して参ります。

 

プロジェクト概要

  • 名称:Z世代会議
  • 活動内容:
    1. Z世代のインサイトに関する調査・研究
    2. Z世代のインサイトに関する情報発信
    3. Z世代と企業とのコラボレーションによるサービス・製品開発
  • 役割:
    •  株式会社dot:Z世代のアイデア創出
    •  株式会社ループス・コミュニケーションズ:調査分析
    •  株式会社4th:マーケティング、商品企画

     

    代表者

    リーダー:斉藤 徹

    [プロフィール] 学習院大学経済学部経営学科 特別客員教授。(株)ループス・コミュニケーションズ代表。2016年に学習院大学生と自主ゼミ「イノベーションチームdot」を設立、2017年には株式会社dotを設立して事業化。日常的にZ世代の学生たちと交流し、ともに人を幸せにするイノベーションを世界に広げる活動をしている。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)、『BEソーシャル!』『ソーシャルシフト』(日本経済新聞出版社)『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)など。

    [Z世代会議について] 幼いころからインターネット親しんだ「Y世代 (1981-1994年生まれ) 」をデジタルネイティブとすると、「Z世代 (1995年以降生まれ) 」は幼いころからスマホでソーシャルメディアを使いこなす「ソーシャルネイティブ」と呼ばれる世代。彼らはY世代とは異なる価値観やライフスタイルを持っています。この「Z世代会議」は、学習院大学イノベーションチームdotのメンバーが主役となり、Z世代の価値観やライフスタイル、今と本音を探り伝える会議です。

     

    メンター:佐藤 尚之

    [プロフィール] コミュニケーション・ディレクター。 (株)4th代表。(株)ツナグ代表。復興庁復興推進参与。一般社団法人助けあいジャパン代表理事。大阪芸術大学客員教授。1985年に(株)電通入社。コミュニケーション・ディレクターとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。IAAグランプリなど受賞多数。著書に『ファンベース』(最新刊:ちくま新書)、『明日の広告』『明日のコミュニケーション』(ともにアスキー新書)。『明日のプランニング』(講談社現代新書)など。

    [Z世代会議について] この情報過多な社会の中でも特に過剰な情報に晒されているZ世代。彼らの思考や行動、傾向などを知り、彼らと共に「次」を考えていくことは、これからの変化の先取りに他なりません。彼らをX世代やY世代が分析するのではなく、彼らにより寄り添って一緒に考える。これが他の研究組織とは違う「Z世代会議」の特徴だと思います。ボクはメンターとして彼らに寄り添い、これまでの知見を提供することに徹しながら、要所要所でヘルプしていく役割です。

     

    株式会社dot(ドット)について

    2016年8月、イノベーションを学ぶ学習院の学生たちによる自主ゼミとして発足。2017年5月には株式会社dotとなり、商品開発を企業とコラボする事業を行う。ミッションは「人を幸せにするイノベーションを、世界へ」。学生による自律的な「学習する組織」として進化を続けている。 dot

    株式会社ループス・コミュニケーションズについて

    ソーシャルメディア活用とソーシャルシフト経営のプロフェッショナルとして、ソーシャルメディア活用支援、運用サポート、リスクマネジメント対策、組織開発等のコンサルティングサービスを提供している。 Looops

    株式会社4th(フォース)について

    生活仲間、遊び仲間、仕事仲間の次の「4番目」のコミュニティを運営する。他に、領域を超えた様々な人達によるプランニングも行う。ファンベース・プランニングやZ世代とのプランニングを得意領域とする。 4th

    本件に関するお問い合わせ

    Z世代会議 事務局:株式会社ループス・コミュニケーションズ(担当:福田) Tel : 03-6438-0311 / Mail:contact@looops.net

2017.03.02

Webサイト情報更新のお知らせ

ループス・コミュニケーションズのWebサイトにアクセスいただき、誠にありがとうございます。
この度、Solutionのページを更新いたしました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

2015.12.11

ループス、米スプリンクラー社と業務提携

2015年12月11日
株式会社ループス・コミュニケーションズ

 

ループス、米スプリンクラー社と業務提携

米国No.1の統合ソーシャルマネジメントプラットフォーム

"Sprinklr"導入支援を本日よりスタート

〜投稿・リスニング・広告・分析の個別機能を一元管理、SNS上の統合的企業ブランディングを支援〜

企業のソーシャルメディア活用を支援する株式会社ループス・コミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:斉藤 徹、以下ループス)は、スプリンクラージャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ヘンリー・タン、以下スプリンクラー社)の国内初のイネーブルメントパートナー※として、2015年11月24日に業務提携を締結。今後ループスは、スプリンクラー社が提供する統合ソーシャルメディアマネジメントシステム「Sprinklr」のシステム導入及びコンサルティング、また活用に関するトレーニングやサポートを行ってまいります。

ループスが導入を支援する「Sprinklr」の活用により企業では、ソーシャルメディア上での投稿・リスニング・広告・分析・アセットマネジメント(コンテンツ管理)を単一のプラットフォームで一元的に管理できるようになり、ソーシャルメディア上で一貫性のある統合的な企業ブランディングを行っていくことができます。

プレスリリース20151211

※イネーブルメントパートナー
システム導入及びコンサルティング、マネージドサービス(活用に関するトレーニングやサポートの業務)を提供するパートナー

 

  • 本業務提携の目的

ソーシャルメディアマーケティングの隆盛とともに、ソーシャルメディアマネジメントプラットフォームの需要が高まっています。特に欧米では、一貫したデータによる統合的な運用や幅広いコラボレーションが売上アップ、コストダウン、リスクマネジメントなどにつながることから、統合型のソーシャルメディアマネジメントプラットフォームが主流となっています。その中でも「Sprinklr」は米Forrester社の調査(The Forrester Wave ™)においてトップの評価を得ているプラットフォームです。

日本市場は、LINEの台頭や、欧米とは違ったセグメントを持つTwitterなど、独特のソーシャルメディア文化/アクティビティを形成しています。また、マネジメント観点でいえば、機能ごとのポイントソリューション(投稿やリスニングなど、ソーシャルメディアの機能別の分析や管理)の導入が一般的だった日本は、データ活用や統合、リスクマネジメントなどの面で問題があり、欧米のソーシャルメディア運用の後塵を拝しています。

そのような独特な事情を持つ日本市場でのパートナーを探していたスプリンクラー社、そしてソーシャルメディアの運用において多機能で柔軟な拡張性を持つ統合ソリューションを探していたループス、双方のニーズが合い、今回の業務提携に至りました。本提携は、日本のソーシャルメディアマーケティング、またソーシャルメディアマネジメントの市場を活性化させ、日本を欧米と同じソーシャル大国として次のステージへ進ませる契機となると両社は期待しています。

本提携により、ループスは「Sprinklr」の企業への導入支援と活用の支援を行い、ソーシャルメディア上の統合的なブランディング支援を行うとともに、日本での「Sprinklr」の市場シェア拡大に寄与します。

 

  • ご参考:統合的マネジメントツールが必要になる背景

2009年を境に広告出稿費において新聞を超えたデジタルマーケットは、変わらず成長を続けており、インターネットユーザー及びソーシャルメディアは前年比+9%とその数を増やし続けています。特に企業において、ソーシャルメディアを使用することは必須とも言える情勢となっており、マネジメントツールを導入している企業は増加しています。

ソーシャルメディアマネジメントにおいて、日本では投稿やリスニングといった各ポイントソリューションの導入が主流でした。しかし、ポイントソリューションだけではデータの活用に限界があります。例として、企業のSNS導入が進んだ2010年〜2012年頃、様々な企業がソーシャルリスニングをポイントソリューションとして導入しましたが、実際に集めたデータをどのように活用するか、次のアクションプランが見いだせず、ソーシャルリスニングを中止していった企業も少なくありませんでした。

このような状況だった日本に対し、ソーシャルメディアの活用において先進国である米国では、投稿・リスニング・広告・分析・アセットマネジメントなど、必要な機能を全て組み込んだ統合ソーシャルマネジメントプラットフォームの導入が一般的になっています。

リスニングとコンテンツとソーシャル広告機能を連携する、異なる部署・地域でコラボレーションしつつ、一貫性を持ったメッセージを届ける、ガバナンスを構築してリスクマネジメントを行うなど、統合的にデータを扱うことでこそ、ソーシャルメディアマネジメントが真価を発揮し、企業のソーシャルメディアマーケティングの効果を押し上げることになるからです。

 

  • ご参考:スプリンクラージャパンについて

スプリンクラージャパン株式会社(https://www.sprinklr.com/jp/)は、米スプリンクラー社の日本法人です。

米スプリンクラー社はニューヨークに本社を構え、世界各地に900人を超える従業員を抱えています。同社はインテル、マイクロソフト、サムソン、インターコンチネンタルホテル、ヴァージンアメリカ航空など、1,000社を超えるグローバル企業のカスタマーエクスペリエンスを革新し続けています。また、創立10年未満で10億ドルの企業価値をつけ、2015年3月にユニコーン企業の仲間入りを果たしています。

同社が提供する「Sprinklr」は世界で最も完成度の高い、大企業向け統合ソーシャルメネジメントプラットフォームであり、あらゆる顧客接点におけるカスタマーエクスペリエンスの一元管理を可能にし、企業のビジネスを成功に導きます。ソーシャルエクスペリエンスのマネジメントに必要な機能を全て揃え、大手リサーチ会社であるForrester社(https://www.forrester.com/)からも「市場で最もパワフルなテクノロジー」と最高の評価を受けている「Sprinklr」は、世界77カ国の企業において、ソーシャルメディア上のコミュニケーションをビジネスの推進力に変えています。

[最新情報]

インスタグラムでの予約投稿に一部対応。投稿したい時間にアラート通知、Sprinklr上からInstagramアプリの投稿画面 へ予約内容が自動遷移し、投稿を楽にします。

 

お問い合わせ

■「Sprinklr」の活用、及びループスの各サービスに関するお問い合わせ
株式会社ループス・コミュニケーションズ   担当 高萩
■報道関係の方からのお問い合わせ
株式会社ループス・コミュニケーションズ  広報 伊藤
TEL:03-6438-0311 E-mail:contact@looops.net

2015.07.22

第7回「企業におけるソーシャルメディア活用」に関する調査結果

2015年7月22日
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
株式会社ループス・コミュニケーションズ

 

第7回「企業におけるソーシャルメディア活用」に関する調査結果

〜存在感が高まる「Facebook」。ソーシャルメディア活用で顧客増・売上増に効果〜

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本良江)が運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」(※)と、ソーシャルメディア・コンサルティングで日本有数の実績を持つ株式会社ループス・コミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:斉藤 徹)は、「NTTコム リサーチ」 登録モニターの中からソーシャルメディアの公式アカウントを保有し、通常業務で運用する立場にある企業の担当者を対象に「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査を実施しました。

以下6回の調査に続く、第7回目調査として位置づけ、有効回答者数は377名でした。

1)2010年7月実施「企業におけるTwitter活用状況」に関する調査結果
2)2010年11月実施「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査結果
3)2011年6月実施「第3回 企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査結果
4)2012年6月実施「第4回 企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査結果
5)2013年6月実施「第5回 企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査結果
6)2014年6月実施「第6回 企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査結果

総括

ソーシャルメディア公式アカウントを運用する企業のソーシャルメディア活用率は、全体的に前回調査から横ばいに推移するなか、最も活用率の高い「Facebook」がさらに上昇し、8 割に達しました。ソーシャルメディアの併用状況を時系列でみると、回を追うごとに「7 種類以上」の メディアの併用率が伸び、複数メディアの使い分けが進んでいることが伺えます。

ソーシャルメディアの活用施策として、「Facebook」では「自社サイト・自社ブログへのリンク付のつぶやき」が上昇する傾向が続き、前回調査まで最も高かった「Twitter」の結果を上回り、「Facebook」による自社サイトへの連携強化が進んでいます。

ソーシャルメディア活用の効果として注目したいのが、「新規顧客数の増加」、「既存顧客のリピート率の向上」、さらに「顧客単価の増加」が上昇している点です。ソーシャルメディアの活用により、顧客数の増加、売上の増加に効果があると感じている一方で、引き続き、運用にあたり「営業上の効果がみえない」「人材不足」といった課題も挙げられています。効果測定指標、 運用リソースの確保といった課題をクリアできれば、ソーシャルメディア活用は企業にとって大きな効果をもたらすツールになるのではないでしょうか。

調査結果のポイント

(1) 「Facebook」の活用率は上昇傾向が続き、8割に達した。一部「YouTube」の活用率に減少傾向がみられたが、前回調査と比べて全体的にほぼ横ばい。ソーシャルメディアの併用状況をみると、「1種類」のみが減少し、「7種類以上」が増加しており、多種類の使い分けが伺える。
(2) ソーシャルメディアの活用目的としては、全体的に「企業全体のブランディング」「特定製品やサービスのブランディング」「キャンペーン利用」「広報活動」が多い。メディア別にみると「Google+」で「顧客サポート」の上昇傾向が続いている。
(3) ソーシャルメディアの活用施策としては、「Facebook」で「自社サイト・自社ブログへのリンク付のつぶやき」が上昇する傾向が続き、今回調査で「Twitter」の結果も上回り、「Facebook」による自社サイトへの連携強化が進んでいることが伺える。
(4) ソーシャルメディア活用の効果は、全体的に上昇傾向が続く。そのなかでも「新規顧客数の増加」、「既存顧客のリピート率の向上」、「顧客単価の増加」の上昇が目立ち、ソーシャルメディア活用が売上の増加に効果があることが伺える。
(5) ソーシャルメディアの運用課題については、全体的に「営業上の効果が見えない」「人材の不足」「教育・トレーニングの不足」が多く挙げられている。そのほかの課題として「Facebook」では「投稿のネタがない」が前回調査から上昇した。
(6) 今後一年間で増加・拡充しそうなリソースは、100 人以上 1000 人未満企業で「予算」「ツール・テクノロジー」が低下する一方で「教育」が上昇した。
(7) 今後活用したいソーシャルメディアとして「Twitter」「YouTube」「LINE」「Instagram」等が、前回調査より上昇した。なかでも「Instagram」については前回調査から大きく上昇した。

詳細はこちら
【NTTコム リサーチ】「第7回 企業におけるソーシャルメディア活用」に関する調査

2011〜2015年の経年変化

また、本調査結果の公開を機に、2011年から2015年における企業のソーシャルメディア活用状況の経年変化を以下にまとめました。

調査概要

1. 調査対象: 「NTTコム リサーチ」登録モニター
2. 調査方法: 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間: 2015年6月12日(金)〜2014年6月24日(水)
4. 有効回答者数: 377名
5. 回答者の属性: 【従業員規模】10人未満:25.5%、10人以上100人未満:23.9%、100人以上1000人未満:25.2%、1000人以上:25.5%

【対象顧客】どちらかといえば消費者向け(BtoC):56.0%、どちらかといえば企業・官公庁向け(BtoB):23.6%、消費者と企業・官公庁の両方(B2CおよびBtoB):18.0%、その他:2.4%

本調査では、以下項目についても確認しております。

【企業のソーシャルメディアの活用実態】
・各ソーシャルメディアの運用期間
・各ソーシャルメディア運用の目的
・ソーシャルメディアの活用を始めるにあたって、直面した課題
・ソーシャルメディアに関連した予算の増減について
・「運用ガイドライン」の制定について
・運用に携わるチームの所属人数と実際に閲覧や書き込みを行っている人数
・各ソーシャルメディアへの投稿頻度
・各ソーシャルメディア上で行っている施策
・各ソーシャルメディアで具体的にモニタリングしている内容
・公式Twitterアカウントのフォロー数、公式Facebookページの「いいね!」数
・Facebookの活用施策について実施しているもの、データ活用
・mixi、YouTube、Google+、LINE活用状況

【企業のソーシャルメディア活用上の課題と効果】
・各ソーシャルメディア活用上の課題
・各ソーシャルメディア運用の具体的な効果
・各ソーシャルメディア運用での効果測定の指標

【企業のソーシャルメディアの今後の活用意向】
・今後一年間で増加・拡充しそうなリソース
・ソーシャルメディア活用にあたり参考にしたいと思う企業
・今後、さらに積極的に活用していきたいと思うソーシャルメディア

【属性】
・業種、従業員数、所属部署、ソーシャルメディア・WEBサイト運用への従事、役職、対象顧客

本調査に関するお問い合わせ先

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
ビジネスインテリジェンス本部
TEL:03-4330-8402 E-mail:research-info@nttcoms.com
株式会社ループス・コミュニケーションズ
TEL:03-6438-0311 E-mail:contact@looops.net

2013.06.28

「エンタープライズソーシャル・フェスティバル2013」を開催します

株式会社ループス・コミュニケーションズ(東京都渋谷区、代表取締役:斉藤徹、以下ループス)は、2013年8月1日(木)に「エンタープライズソーシャル・フェスティバル2013」を開催します。


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2013.06.20

「第二回 企業と社員を守るソーシャルメディアのルールづくり」無料セミナーを開催します

株式会社ループス・コミュニケーションズ(東京都渋谷区、代表取締役:斉藤徹、以下ループス)は、2013年7月23日(火)に『企業のためのソーシャルメディア安全運用とリスクマネジメント』の著者ループス・コミュニケーションズ副社長 福田浩至による企業と社員を守るソーシャルメディアのルールづくりについてのセミナーです。これからソーシャルメディアガイドラインを作成されるご担当者様やガイドラインは作成したが社内への啓蒙活動をどのようにすればよいかお悩みのご担当者様向けの内容です。セミナー終了後、個別に具体的な相談も可能です。


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ループス・コミュニケーションズ (looops communications)