株式会社タカギ様

株式会社タカギ様

最新イノベーション技術を学ぶフレームワークで
ゼロからアイデアを創り出すスキルを学ぶ

幸せ視点で経営を学ぶオンライン・コミュニティスクール「hintゼミ」。3つのクラスのひとつが、「イノベーションクラス」です。ここでは、科学的な最新イノベーション技術を自分ごと化しながら学習。起業や副業、新規事業を目的に仲間と意見交換しながら、アイデアを創り出します。

「イノベーションクラス」の学びを商品開発に​

ーータカギでは、2022年7月から9月の3カ月、社内の新規事業に関わるメンバー5人で「hintゼミ+」を開催しました。まずは、タカギの事業内容から簡単に教えてもらえますか?

田中様:弊社は福岡県北九州に本社がある、水栓・浄水器などの水周り製品の製造・販売の会社です。現在は、家庭用散水用品、家庭用浄水器の2つが主な事業となっています。

ーーメーカーであるタカギが、今回、なぜ企業向けの「hintゼミ+」を導入することになったのでしょう。

田中様:実は、最初に「hintゼミ」に興味を持ったのは私なんです。海外の営業を担当していた関係で、ビジネスをもう少し学びたいと考えて、いろいろリサーチしていました。

会社が個人の研修や学びを支援する制度を利用して、当初は個人的に「hintゼミ」で学ぼうと考えていました。3つのクラス(経営・リーダー・イノベーション)のどれを受講しようか考えているときに、商品開発の部署へ異動。であれば、「イノベーションクラス」で新規事業の立ち上げについて勉強しようと考えました。

個人で学ぶつもりが、企業内「hintゼミ+」導入へ

ーーhintゼミのどこに一番興味をそそられたのか、ぜひ教えていただきたいですね。

田中様:まず「幸せ視点」というのが新しい視点だな、と。HPに公開されているカリキュラムやテキストを見てみると、最新の経営メソッドや成功事例が網羅されている。新しいことを学べそうだな、と感じました。

ーー個人で学ぶつもりが、社内で「hintゼミ+」をやることになったのは、どうしてですか?

田中様:個人で「hintゼミ」に申し込もうと思ったら、すでに応募が締め切られていて…。すごく残念でしたね。

一方で、私と清水が事務局メンバーをしている「アイデア検討委員会」で、そこで「もっと若手を育てたい」という話が持ち上がりました。企業向けに「hintゼミ+」があるのは知っていたので、だったら、社内のメンバーでやってみようか、と。

ーー「hintゼミ+」では、田中さんのように現場の方から「受けたい」と問い合わせをもらうことはすごく珍しいんです。経営トップが社内改革のために、リーダー層に受講させたいというケースがほとんどです。

田中様:そうなんですか。いろいろなタイミングがうまく重なったというのはありますが、課題を見つけてアイデアを形にするフレームワークを学ぶというのは、すごく魅力的なコンテンツだと感じていました。

受動的だったメンバーが、最後には能動的に学びに参加

ーータカギからは田中さん、清水さんのほかに。若手社員が3名参加。この5人が「hintゼミ+」に参加するうえでの共通のミッションのようなものはありましたか?

田中様:全員が新規事業にかかわっているので、共通のミッションは「今ないものを創る」ということ。答えのないことに挑戦する、というつもりでした。

ーー授業は、毎週1時間〜1時間半の動画を見て、そこからも学びをシートに書き出し、週1回メンバーやフォロワーが一同に集まりディスカッションするというものでした。振り返ってみて、どんな印象でしたか?

田中様:事前に1時間以上の準備するような研修はあまりないので、そのサイクル自体が新鮮でしたね。普通の研修に比べて、あきらかに自分への吸収の仕方が違ったと思います。始める前は、準備が大変かもしれないと予想していましたが、とんとん(斉藤徹)先生が動画でかなり丁寧な説明をしてくれるので、すんなり見ることができました

清水様:実際に拘束されるのは、メンバーが週1回、リアルやオンラインで集まる1時間半〜2時間だけ。それ以外は自分のタイミングで学べるので、負荷は感じませんでした。

田中様:私は1時間かかる車の通勤時間を動画学習にあてました。動画を見てから自分の考えをまとめて、仲間と対話する方法は、学びを深めるのにすごく有効ですね。

ーー田中さんと清水さん以外のメンバーはどんな感じでしたか?

田中様:最初は「言われたから来ている」という感覚の人間もいました。そういうメンバーは、「hintゼミ+」の学びの面白さに気づくのに2カ月ほどかかりましたね。最後の1カ月で急にエンジンがかかって、すごく積極的に発言するように(笑)。そう考えると、3カ月という受講期間はちょうどよかったですね。2カ月では「やらされ感」のまま終わってしまったでしょう。

田中様:全員があらかじめ全体像を理解していたわけではなかったのも、反省点です。それが「何をやらされるのだろう」という感覚に陥らせてしまった。事前に「hintゼミ+」で何をどう学ぶか、イメージ付けしておけばよかったです。

ーー学びを伴走するフォロワーとしても、特に序盤でアウトプットの少ないメンバーがいることは気になっていました。フォロワーの間でも、そこをどううまくフォローするかは、議論していた部分です。

田中様:そうでしたか。でも、途中から、本人ががらりと能動的に変わりましたからね(笑)。それが3カ月、学び続けてきた成果だと、一緒に学んでいた仲間としても実感しました。

「本当の課題」を深堀するカリキュラム​​​

ーー「イノベーションクラス」は、個人それぞれが新規事業を具体的にアイデアとして形にしていきます。実際に受講してみて、期待と違った部分などがあったら、ぜひ本音で教えてください。

清水様:会社で商品企画をするときは、確立している事業にハマる新商品をつくる、という考え方をします。一方、「イノベーションクラス」では事業の枠を取り払い、ゼロから考えるカリキュラムです。実践につなげるという点では、レイヤーが大きいと感じたりはしました。ただ、特に若手の3人とっては「ゼロから考える」ことを学ぶ、すごくいい機会だったと思います。

田中様:私は新しいものを企画するという部署自体が初めてなので、「本当の課題は何か」を深堀する作業は非常に勉強になりました。どうしてもソリューションに引っ張られてしまって、課題の存在を見落としがちですから。そこは実践にどんどん落とし込んでいきたいですね。

ーー「hintゼミ」でも「hintゼミ+」でも、受講生が多いのは「リーダークラス」なんです。そのため、タカギで「イノベーションクラス」を展開する我々としても、どこまで満足してもらえるか、チャレンジングな気持ちで挑みました。

田中様:プロダクトやサービスを新たに生み出すことを学ぶ「イノベーションクラス」は、我々のように会社の括りの中で新しく何ができるかを考えるというのとは、厳密には違ってくる部分もあります。会社の事業に合わせてアイデアを考えるというプランがあれば、実践的という点ではよりフィットするかもしれませんね。特に若手にとっては、そのほうがやりやすいでしょう。枠がないと、どこに向かって走ればいいかわからない、ということになりがちですから。 ただ、私たちの場合は、今回は意図的に自社の事業という縛りを外したので、そこに不満はありませんでした。

「アイデアを生み出すこと」が最大の目的​​

清水様:アイデアを考える中で、収益化のことをあまり指摘されませんでした。それはどうしてでしょう? 収益化の設定はクリアしていて当然ということですか?

清水様:アイデアを考える中で、収益化のことをあまり指摘されませんでした。それはどうしてでしょう? 収益化の設定はクリアしていて当然ということですか?

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ーーいえ、「イノベーションクラス」ではアイデアの発想が目的なので、数字はあまり重視していないんですよ。「hintゼミ」にはイノベーションクラス卒業生向けに具体的に事業化をサポートする「PMF」というプログラムがあります。収益化などの数字を具体的に見て指摘するのは、そちらのPMFでやっています。

ーーところで、おふたりは今回、考えた事業アイデアを実際に挑戦してみようという気持ちはあったりしますか?

清水様:このままではないにしても、もう少しブラッシュアップして形にしたいという気持ちは、個人的には持っています。

田中様:私は、今、仕事でかかわっている方たちと一緒なら、自分のアイデアもうまく実現できるんじゃないか、と考えています。一度、その方たちにアイデアについて意見を聞いてみようと考えているところです。

ーーそれは楽しみですね。タカギのみなさんにとって、今回のイノベーションクラスの受講が次のステップになりそうで、とてもうれしいです。これからも、ぜひがんばってください。

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